2011年12月21日水曜日

落ち葉焚き2011

本日の山中湖:最低-5℃、最高4℃、晴れのち曇り

毎年恒例の落ち葉焚きが今年も事務所前の林内で行われました。
今年は、東京から助っ人来てもらいました。
「一年の雑念を焼き払う」と気合十分です。
いつもくすぶってなかなかはかどらないのが悩みの種でしたが、
今年は、最初に大量の落ち枝を燃やしてから落ち葉投入という作戦で
作業効率アップを図りました。
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十分な燠火ができると、それが熱源となり、また、枝と枝の隙間が多くて
空気も入りやすいと考えられます。
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この作戦が功を奏したのか、今年はどんどん落ち葉を載せて、どんどん燃やしていく
ことができました。
おまけに、気になっていた林内の野積みの落ち枝も片づけられました。
林内はすっきりと見違えるようにきれいになりました。
事務所脇のファイヤーサークルでも、無縁炭化器を使って、林内の落ち枝を
燃やし、大量の熾火を作っておき、ここを昼食会場としました。
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何が入っているかはお楽しみ、の闇ホイル焼き、焼き芋などをして
森のエネルギーを感じながら、おなか一杯昼食を楽しみました。
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お腹一杯と言いながらもデザートの焼リンゴは別腹だったようです。


2011年12月17日土曜日

ほっと一息



本日の山中湖:最低-2℃、最高7℃、晴れ


冷え込みの弱い朝となりました。


12月も半ばを過ぎ、年末が押し迫る慌ただしい毎日。


森のそばにいることすら忘れてしまいがちですが、


そんな時こそ、森の中へ目を向けるようにしています。


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「チュルル」「ジュルル」とエナガがわいわいとやってきました。


繭(まゆ)に長いしっぽを付けたような、


羽はふわふわ、冬の装いで一層ふっくら、ころころです。


キュートな小鳥ですから、ファンもきっと多いでしょう。


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実に軽々と、細い枝にぶら下がり、飛び移っていきます。


全長14cm、体重6~8g(平凡社「日本動物大百科」)。


軽すぎてちょっと想像が難しいですね。


生き物たちの様々な様子を眺めることは楽しいもの。


たとえ慌ただしく賑やかであっても、


心は穏やかになっていくのですから不思議です。





2011年12月16日金曜日

新潟からの来客



本日の山中湖:最低-6℃、最高:12℃、快晴


昨日・昨日と、新潟から来客がありました。


来客は「癒しの森プロジェクト」にご支援をくださっている財団で、


財団所有林の管理を行っている職員さんです。


1年ほど前から、人々が多く訪れるような森づくりに取り組んでいる


とのことで、当研究所と多くの共通の課題を持っています。


6月にはこちら側が財団の森を訪問させていただきましたが、今回はこちらに


来ていただき、情報交換や意見交換をしようということになったわけです。


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昨日は、もはや当研究所のお家芸(?)となったロープウインチの作業体験


をしてもらいました。


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本日は、間伐材の使い道などに着目しながら、林内を一通り散策し、


その後、GPSとフリーソフトを用いた簡易マップの作り方を演習しました。


今朝は、ちょっと早起きをして、近くの展望スポットに足を延ばし、


朝焼けを反射した「紅富士」を鑑賞しました。


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輝く月、山中湖の朝もや、その向こうに浮かぶ南アルプスの山々が


得も言われぬ演出をしてくれました。





2011年12月10日土曜日

今シーズン初の積雪



本日の山中湖:最低-1℃、最高2℃、雪のち晴れ


朝から雪も用の山中湖、昼前には雪が上がりましたが、


1~2センチの積雪となりました。


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今日は1日中気温が低く、雪はほとんど解けていません。


日が陰り始めると、早くも凍り始めました。


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つららも今シーズン初めてです。


お近くにお越しの方は、路面にくれぐれもお気を付けください。





2011年12月9日金曜日

クリスマスツリー固定方法の検討【続報!】

遅くなりましたが、クリスマスツリー固定方法の続報です。
半割りのブロックを手に入れましたので、ブロックにツリーを挿して
植木鉢に入れる方法を試してみました。

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このように、ブロックの穴にガーデンロックを詰め込むと
がっちりと固定できました。
あとは、のこりのガーデンロックでブロックを隠すだけです。
前回から見た目は変わりませんが、今度はぐらぐらしません!

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あとは、飾り付けをしたら完成です。
鉢皿には、なみなみと水をはっています。
結構ツリーは水を吸ってくれているようです。
青々とした葉を保つためには良さそうです。オススメです。
#christmastree

2011年12月8日木曜日

いざ東京へ

本日の山中湖:最低-1℃、最高8℃、くもりのち雨

クリスマスツリーたちはすっぽりトラックの荷台に収まり、
カバーもかけられ、高速道路走行準備もばっちりです。
それでは、いざ、東京へ行ってきます!

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首都高の渋滞を抜け、弥生キャンパスに着くと、美しいイチョウの黄葉。
まだ秋が残っているのですね。

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さっそく各所へ設置に取り掛かります。
農学部3号館、東大附属病院、コミュニティーセンターの3か所へ
お届けし、無事に設置することができました。

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↑東大病院での設置の様子です。人の多さにドキドキでした。
さて、どんなふうに飾ってもらえるのでしょう。
楽しみです。
#christmastree

2011年12月7日水曜日

クリスマスツリー用の木を採ってきました!

本日の山中湖:最低-1℃、最高10℃、くもり時々はれ

今日は、東京のキャンパスに寄贈するクリスマスツリーを
林内からとってきました。

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富士癒しの森研究所の林内には、二段林の下層木として植えたり、
実生で生えてきたりした、比較的低いモミの仲間が多いのですが、
いざ、クリスマスツリー用のものを選ぼうとすると、
周りの木の影響で枝の張り方がいびつだったり、枝の密度が足りなかったりと
なかなか悩ましいものがあります。

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そんな中から、5本、形の良いものを選んで伐採しました。
木は、ウラジロモミ(Abies homolepis)とシラベ(Abies veitchii)です。
ところで、クリスマスツリーにモミのような常緑の木が使われるのは、
冬でも葉が生き生きしていることに生命力を感じるためだと言われますが、
その点、正月飾りにマツを使う日本人の感覚とも似ているかもしれません。

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明日、このツリーは東京に向けて旅立ちます。
このところ、ようやく富士山が白さを増してきました。

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湖畔広場より見た富士山
#christmastree

クリスマスツリー固定方法の検討中



本日の山中湖:最低-2℃、最高7℃

クリスマスツリーの固定方法を検討しています。
用意したもの
  1. プラスチック植木鉢9号 348円
  2. ガーデンロック10kg 248円
  3. プラスチック鉢皿10号 250円
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先日ロープウィンチのモニター作業のために伐採したシラベ(1.8m)を事務所に立ててみました。
植木鉢の中に立てて砂利を流し込むだけです。
こんな風に一応立ちましたが、、、

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残念ながらこれでは、ぐらぐらしていてちゃんと固定できないことが分かりました。
大きくてゴツゴツした石を入れるか、半割の軽量ブロックを鉢に入れてその穴にツリーを差し込むなどの方法が良いのではないかと考えています。
ちなみに、鉢皿に水を張って乾燥による落葉を防ぐつもりです。

#christmastree

2011年12月3日土曜日

初雪・雨氷



本日の山中湖:最低-1℃、最高0℃、雨氷


昨日の晩は山中湖で初雪となったようです。


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林内はこのようにうっすら雪化粧。


本日は、朝から細かい雨が降りそぎます。


でも、様子がちょっと変です。


木々の枝先を見ると、なんと雨氷でした。


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アブラチャンの冬芽・花芽もこの通り、きれいに氷でコーティング


されています。


山中湖では、2年前にこの現象が起きました。


前回は45年ぶりだったという珍しい現象なので、こんなにも早く2回目の


雨氷がみられるとは驚きでした。





2011年11月21日月曜日

森のエネルギーを使いこなす2011



本日の山中湖:最低10℃、最高20℃、晴れ


この週末は東大教養部の学生実習、「森のエネルギーを使いこなす」


が行われました。


今年で2年目ですが、今年は変な天候に悩まされました。


土曜日は台風が来たかのような暴風雨、日曜は一転して暑いくらいの一日。


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土曜日は嵐にもめげず、予定変更して湖畔の東屋で薪割体験。


東屋に着くなり、「これから皆さんにこの東屋の壁を割ってもらいます」


「えっ!?」と驚く学生。


心配ご無用。もともと薪棚のコンセプトの東屋です。丸太を簡単に取り出せます。


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女の子だって、「えいっ」なかなかの気合です。


短い体験時間でしたが、今年も薪割にはまった学生が若干名。





2011年10月30日日曜日

ロープウインチのモニター作業



本日の山中湖:最低0℃、最高18℃、快晴


山中湖では霜が降りる朝が続き、晩秋を感じさせます。


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本日は、「癒しの森プロジェクト」の一環として、ロープウィンチ


のモニター作業が行われました。


「癒しの森プロジェクト」では、森林内での作業に興味を持つ方々が、


楽しみながら森林整備作業を実施し、そのことにより癒しの森が作り


あげられていくことを想定しています。


ところが、森林で作業をしたい人が、森林での作業経験が豊富であるとは


限りません。


そこで、安全で簡単な技術が求められるのですが、この研究所で着目


しているのがロープウィンチです。


本日は、村内および秩父演のサポーターからモニターとして9名の方に


作業を体験してもらいました。


モニターの皆さんには、まず林内の邪魔な下層木を、ノコギリを


使って伐倒してもらいました。


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次に、倒した木をロープウィンチを使って車道わきまで


引き出してもらいました。


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最初は単純に引き出すだけの作業でしたが、みなさん同士で話し合って


方向転換を含む作業など、少しずつ複雑な作業にも取り組まれている様子が


印象的でした。


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昼食は、作業したくださったみなさんへのご褒美(?)の焚き火料理です。


ペレットストーブや薪ストーブなどもフル稼働して、ピザ、焼きソーセージ、


カボチャの丸焼き、釜炊きご飯など、焚き火料理オンパレードとなりました。


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モニターの皆さんには、作業体験をしてみて、労力的にきつくなかったか、


技術的に難しくなかったか、作業の楽しみはどうだったか、アンケートに


答えてもらいました。


後日、森林作業の経験によって、感じ方がどう違うのかなど、検討していく予定です。





2011年10月16日日曜日

東大職員向けきのこガイド2011



本日の山中湖:最低13℃、最高20℃、雨のち曇り


もはや恒例(?)となった、東大職員向けの特別ガイドです。


今年もキノコ採り体験目当てに参加希望者が殺到しました。


ご希望に添えなかった皆様には、ぜひ来年もチャレンジしていただきたいと思います。


さて、当日朝はすごい雨模様。ところが、参加者が集まり始めるころには小降りに。


歩き出すころには、もはや雨が上がっていました。


きっとすごく晴れ男・晴れ女が集まってたんでしょう。


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午前中に与えられた宿題は、「昼食の鍋の具材を採ってくること」。


わかりやすいキノコに絞って採取してもらいます。


みなさん、目を皿にして、キノコを探しています。


だんだん落ち葉に紛れるキノコに目が慣れてきます。


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今回はホテイシメジがとても多かったです。


お酒を飲むと悪酔いしてしまうというたちの悪いキノコですが、味は濃くて


とてもおいしいのです。


子供・下戸・禁酒者の特権!ということで炭火で焼きキノコです。


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メインのキノコ鍋には長蛇の列が。列がなくなる前におかわりの人が並んでいました。


みなさん、どのキノコが入っていたかわかったでしょうか?


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午後は、とにかく目につくキノコを集めてもらい、簡単に同定をして解説。


みなさん、解説にも食い入るようにしていました。


なぜキノコがこんなにも人を惹きつけるのか、本当に不思議です。





2011年10月12日水曜日

雨の多い9月でした



本日の山中湖:最低4℃、最高20℃、晴れ


湖畔が浸水するなど、大雨の影響が目に見えて現れた9月ですが、


富士癒しの森研究所の気象観測データからも裏付けられました。


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9月の1か月だけで1286.5ミリという激しい降水量が記録されていました。


平均的な年間降水量が2700ミリくらいですので、平年の半分近くの雨が


この1か月で降ってしまったというわけです。


これでは、湖もあふれるわけですね。


最も降水量が多かった日には、24時間で392ミリと、これまた驚異的な


値でした。





2011年9月23日金曜日

湖畔浸水



本日の山中湖:最低11℃、最高17℃、小雨


台風15号は各地に被害をもたらしましたが、山中湖でも各所で


道路が通行止めになっていたりします。


21日の24時間雨量は400ミリ近くあったようで、山中湖の水位はグッと


上がりました。


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湖畔広場を見に行ったら、芝生の大部分に湖水が浸水していました。


なんとも奇妙なことに、樹間をカモが泳いでいきます。


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ちょっとわかりにくいですが、水面の波紋は魚によるものです。


水没した芝生の上をコイが泳いでいたのです。


何とも珍しい光景です。


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また、よく注意してみると、芝生の間から水が湧いているところも


何ヶ所かありました。


期間限定の幻の湧水地ですね。


この一帯の土壌は火山礫で、水がしみこみやすいのですが、こんな風にして


下へ流れてくるのだ、と実感できました。





2011年9月17日土曜日

秋へ



本日の山中湖:最低14℃、最高26℃、晴れ


残暑のニュースが続く毎日ですが、


山中湖では最低気温が10度代、


青々としていた森の色合いが少しずつ変わり始めて、


すっかり秋モードになってきました。


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イカルのさえずりがよく響き渡る今日この頃。


なんとも「ゆるい」そのさえずりに和まされます。


アカゲラは相変わらずケッケッと慌ただしく、


カメラで追いかけるのが大変です。


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体に似合わず大きな声でさえずるのは、ゴジュウカラ。


今日出会ったこの個体は、木の皮を剥いて、


中にいる昆虫を食べることに夢中でした。


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久しぶりにリスにも出会いました。


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まだ夏毛ですね。赤茶色の毛がつやつやしています。


木の実が落ちるようになったからでしょうか、


姿を一瞬しか見れないことが多いのですが、


今日は5分ほど観察できました。





2011年9月13日火曜日

癒しの森勉強会



本日の山中湖:最低14℃、最高27℃、晴れ

 富士癒しの森研究所では、今年から10年計画で地域社会が持続的に保健休養機能が高い森林を作り出していくのに資する取り組み、通称「癒しの森プロジェクト」を進めて行こうとしています。

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 その構想の中では、地域の方々が自主的に燃材や用材を求め、あるいは林内作業自体を楽しむことによって、散策や各種林内活動にとって快適な森林が作られる、ということを想定しています。

そこで、こうした森と関わる可能性のある人々にとって参考となりそうなデータ、つまり森に手を入れれば、どれだけの効率でどれだけのモノが得られて、その過程(作業)でどんな満足が得られて、林内の景観や快適性がどのように変わるのかを現実の森を使って実証することを計画しています。
我々は、この森を今のところ「実証林」と仮に呼んでいるのですが、この設計がなかなか厄介…。

で、関連分野の外部の研究者の方々に来ていただいて、お知恵を借りようと「癒しの森勉強会」を開催しました。

山梨県環境科学研究所、森林総合研究所から計5人の方に来ていただくことができました。

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実際に実証林設定候補地をめぐりながら、林の状態、何が計測できるのかについてディスカッションを行いました。

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たびたび登場しますが、簡便かつ安全な搬出機材としてロープウィンチのデモンストレーションをし、実際にけん引の体験もしてもらいました。

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最後は、青空ディスカッションです。
実証林の設計について、皆さんから忌憚ないご意見をいただき、計画のまだあいまいだった部分や、将来的に問題をきたしそうな部分をあぶりだしてもらうことができました。

これまでは高木層の構成の差にこだわっていたのですが、じっさい大差はなく、施業計画によっては一緒のものとして扱えそうで、その方が、科学的に有効性の高い実証林分が組めるのではないか、ということが見えてきました。

なお、実証林は、我々研究所だけではなく、外部の研究者の方にも研究の場として利用していただきたいと思っています。

興味のある方、あるいはご意見のある方は、
fuji2011アットマークuf.a.u-tokyo.ac.jpへご連絡いただければ幸いです。




2011年7月29日金曜日

アルバイト・ヂンスト2011



本日の山中湖:最低17℃、最高27℃、曇り


今年も去年に引き続き、夏季特別開寮で山中寮を運営している


運動会の学生さんたちとの共同作業が行われました。


(去年の様子はこちら


山中寮が出来て以来、学生たちは草刈りなど周りの環境整備に自ら取り組んできました。


これはアルバイト・ヂンストと呼ばれ、現在わたしたちがよく使う「アルバイト」


のもとになったともいわれています。


これはドイツ語のArbeitdienstなのですが、Arbeitは仕事、Dienstはサービスなので、


奉仕作業ぐらいの意味なんでしょうね。


このアルバイト・ヂンスト、昭和60年ごろまであったようですが、


その後行われなくなっていました。


それが、昨年からは、演習林と一緒に魅力ある周辺環境づくりを、ということで


復活したわけです。


今年は、寮中庭におくベンチ、寮内におく本棚、暖炉用の薪棚の3点に挑戦しました。


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一番大変な作業は、最初に待ってました。


薪棚の土台を打ち込む作業で、ゆうに50センチ以上、たたき込んで汗ダラダラです。


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いっぽう、電動工具を使っての木材のカットは女子でもらくらく。


カラマツの角材はベンチの腰掛部分と薪棚の構造材に、ヒノキの板は本棚に使います。


いずれも本研究所産の木材です。


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山中寮の管理人さんも登場。ベンチの土台作りを手伝ってくれました。


土台が出来上がったら、角材をねじで打ち付けて組み立て完了。簡単な作りです。


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本棚は、強度を高めるためにちょっとめんどくさい細工を手ノコでしてもらいました。


それでも、これも楽しかったようで、熱心に取り組んでもらえました。


そしてついに、


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午後4時過ぎに、一通りの作業が完了。右手奥に見えているのが完成した薪棚です。


去年同様に大工さんにも来てもらいましたが、学生さん4人(午後から+1人)で


よくぞここまで作れたものです。


打ち上げでは、早くも来年は何を作るかで話が盛り上がりました。