2012年6月13日水曜日

富士北稜高校の実習

本日の山中湖:最低10℃、最高16℃、曇り
今年度は、山梨県立富士北稜高校・建築デザインコースの、「環境デザイン実習」が何度か、林内で行われることになっています。
今日はその2回目。
2年生と3年生の生徒さん合同での実習で、柴刈、柴垣づくり、薪割、薪積みに挑戦してもらいました。
「おじいさんは柴刈に」の「柴刈」だよ、と教えてから、取り組んでもらいました。切り出された柴は、柴垣の材料にするために、なたで枝を落としてもらいました。ノコでの柴刈と、ナタでの枝払い。こっちの方が面白い、いや、こっちの方が面白い、と好みがはっきり分かれて興味深かったです。
しかしみなさん、すごい作業にのめりこんでくれて、1時間ほどで森はすっかり見通しが良くなりました。
デザイン系の生徒さんらしく、美観を重視し、丁寧に細かく編みこんでもらった柴垣がこれ。ベンチの背後の衝立をイメージしています。中身を詰めすぎちゃってだいぶベンチ側に膨らんじゃったのですが。。。
薪割は、初めの人に教えるのはなかなか緊張するのですが、今回は、「あれ?」と思うほどに皆さん筋が良くてびっくりしました。危なげなくスパンスパンと薪を割っておりました。



2012年6月7日木曜日

関東甲信地区大学演習林技術職員研修

本日の山中湖:最低8℃、最高20℃、曇り時々晴れ
大学演習林では、技術職員の研修が様々行われていて、今回は富士癒しの森研究所を会場に、第15回関東甲信地区大学演習林技術職員研修というものが6月6~8日の3日間、開催されています。
本日は、終日林内に出ての見学、実習が行われました。

もはやおなじみになったロープウインチを使った搬出作業ですが、今回は2チームに分かれて、いかに楽に、そして少しでも多くの材を搬出できるかを競ってもらいました。
初めての試みですが、チーム対抗戦ということで楽しくそして真剣に取り組んでもらえたようでした。
柴垣づくり、薪割、薪積みにも取り組んでもらいました。
種明しその1.丸太を並べたような工作物は、玉切り台。でした。一定の長さごとに、上の木に切れ目が入っており、それが玉切りの長さを見るゲージにもなっています。いちいちチョークなどで印をつけるまでもなく、原木を置いただけで、次々と玉切りしていけます。 
種明しその2.今回、初めて導入してみた、フィンランド製の変形オノ。近づいての写真がないのでわかりにくいのですが、刃身が極端に左右非対称になっていて、振り下ろして気に刺さった瞬間に、重心の重いほうに刃身が倒れます。このことによって、木片が勢いよく外側へはじき出されます。ちょっと慣れが必要ですが、少ない力で割ることができます。
おもり式のオノ「スマートスプリッター」も登場。女性や子供でも安全に薪が割れるのが特徴ですが、オノでは危険になりがちな小割を作る作業にも向いています。
信州大学からは自走式の薪割機を持参していただきました。太いアカマツの丸太もバリバリ、すごい威力でした。気をつんである現場まで自走してきてもらえるというのがいいですね。
薪積みも2チーム対抗で、安定性、美しさの点から、積み方を競ってもらいました。
これって、安定…しているんですよね…。
実習の説明や、まとめは青空講義。天気にも恵まれ心地よかったです。


2012年6月4日月曜日

薪割いろいろ

本日の山中湖:最低9℃、最高22℃、曇り時々晴れ。

富士癒しの森研究所では、今週、関東甲信地区の大学演習林に勤める技術職員の研修会がおこなれる予定となっており、週頭から最後の準備の追い込みとなっています。
今回の研修会では、「癒しの森」づくりをテーマとした、各種講義、実技演習が行われます。
その準備の一こまを、ほんのちょっとだけ紹介します。
今日は、実技演習で行う薪づくりに関する資材準備、リハーサルをしました。
こんなものを作りました。さて、何でしょう???
これは、当日種明かしをします。
薪割をするための道具もいろいろ揃えました。
これ何、という道具もあるのではないかと思います。
これも、種明しは当日に…。