2014年6月27日金曜日

被験者募集について

※募集人員に達したため、募集を締め切りました。ご応募いただきありがとうございました。(2014/7/9)

この夏、富士癒しの森研究所では、森林の癒し機能について検証する実験を計画しています。この実験の被験者として参加してくださる山中湖村在住、もしくは別荘滞在されている方を募集します。詳細は下記をご参照の上、お申込いただければ幸いです。

◆◆◆森林景観の生理・心理的影響に関する実験 被験者募集◆◆◆
資格:20~50代の健康な男性(治療・服薬していない方)
内容:二つの異なる森林でお過ごしいただく中で、①生理指標②心理指標の計測にご協力いただきます。
 ①生理指標:血圧、心電図を計測し、唾液サンプルを採取します。
 ②心理指標:アンケート調査に答えていただきます。
時間:半日(午前・午後)
期間:2014年7月26~29日
人数:16名。希望者多数の場合は抽選となります
謝礼:6,700円(交通費込)
申込:7月15日までに、ご住所・お名前・年齢・性別・連絡先・参加可能な日程を、Eメール、FAXもしくは郵便にて富士癒しの森研究所までお知らせください。
●申し込み・問い合わせ先●
東京大学富士癒しの森研究所
Eメール:fuji@uf.a.u-tokyo.ac.jp
FAX:0555-62-4798
〒401-0501山中湖村山中341-2
TEL:0555-62-0012
(平日8:30~17:00)
https://drive.google.com/file/d/0BwnfzgZkqzZAV3hxRUkzNjBDX1E/edit?usp=sharing
チラシのダウンロードはこちら

2014年6月25日水曜日

梅雨寒

本日の山中湖:最低10℃、最高22℃、曇りのち雨
肌寒くて室内でも「長袖+ベスト」という服装です。
薪ストーブは未だ活躍中の6月下旬。
雨でしっとりした林内を見渡すと、
ヤマオダマキがたくさん咲いていました。
ほんのりとした紫色とうつむき加減が好きで、
咲くのを楽しみにしていました。

そして梅雨はきのこのシーズン。
緑広がる足元にありました、
艶々としたタマゴタケです。
いつみても可愛らしいですね。

この時期、鳥たちの鳴き声も賑やかです。
頭上ではコムクドリのつがいがギャーギャー。
きっと近くに幼鳥がいたと思われます。
キビタキのさえずり、シジュウカラの家族などなど、
鳥たちの動きにも目が離せません。

2014年6月11日水曜日

薪利用実態調査

本日の山中湖:最低15℃、最高17℃、曇り時々雨。
梅雨に入ってから、肌寒い日の続く山中湖です。事務所では朝だけ薪ストーブを焚く日が多いです。
今日から、今年度の研究事業の一環として、山中湖村内の薪利用の実態を把握しよう、という調査が始まりました。
地元から応募してくれた調査員さんが、村内をくまなく歩いて、エントツのある家、薪の置いてある家にアンケート調査用紙を配って回ります。
今日は初日なので、研修として一緒にどんなことに注意したらいいかを考えながら、少しだけ回ってみました。
エントツ出ているけれど、あきらかに薪利用ではない(ボイラーと思われる)ものもあることが分かり、判別方法も調査員間で議論して定めることができました。
回ってみると、思った以上に薪利用の多さが目につきました。どのような結果が出てくるか、楽しみです。
夕方には毎月恒例のフットパス勉強会。
住民の方々と顔を合わす機会が多くなってきました。このつながりをうまく発展させたいですね。

2014年6月3日火曜日

森で見かけた小ネタ2題(リスの食事の痕と驚異のツタウルシ)

今日の山中湖村 最低気温11.8℃ 最高気温25.9℃
林内で調査中に見つけた小ネタを紹介します。

まずは、かわいいほう。
カラマツの切り株の上に、きれいに割れたオニグルミの殻を見つけました。合わせてみるとぴったり形が合いました。これは、この上でリスが食事をしてたという証拠です。リスは上手にクルミの殻を真っ二つに割ることができます。とても人間には真似ができません。



つぎは、恐ろしいほう。
富士癒しの森研究所の森にはツタウルシという最恐の蔓植物がいます。ちょっと気を抜くとすぐにカラマツなどの幹を這い上がり、家主よりもたくさんの葉をつけて、陽の光を奪ってしまい、ついには家主が枯れてしまいます。さらにそんなことよりも、もっと恐ろしいことに、ウルシという名前からも想像できるとおり、うっかりツタウルシの樹液に触れようものなら驚くほどひどくかぶれます。ウルシかぶれに弱い人だと、葉から滴った露にあたるだけでかぶれるとも言われています。
蔓植物の駆除方法は、根元でチョッキンと切るだけです。そこから上には水が上がりませんから、そのうちに枯れてしまいます。でも、次々と新しいのが幹を這い上がってくるので気が抜けません。そういうわけで、ツタウルシを見つけ次第、根元で切っていれば、まあ安心と思っていたのですが、、、、今日驚くべき光景を目にしました。



うまく写真にとれていませんが、この幹に這い上がっていたツタウルシ(幹のこちら側の右寄り部分にまっすぐ張り付いている太いのがツタウルシの蔓)は過去に切り離されていたのですが、なんと、上の蔓からにょきにょきと下方向に根?蔓?を伸ばしてついには地面に到達し、完全復活を遂げて家主を枯らさんばかりに繁茂しておりました。地上1mぐらいのところで切り離されていたのに、、なんと恐ろしや。