2015年3月25日水曜日

春×冬の珍風景

本日の山中湖:最低-4℃、最高8℃、晴れ
すっかり春らしくなった山中湖ですが、寒の戻りで、珍しい光景が見られました。
これは、つい最近伐られたミズキ(Swida controversa)の切り株です。
活動を停止しているように見える樹木も、葉を出す時期が近付くと、地中から水を吸い上げ始めています。メープルシロップの原料となるカエデの樹液も、まだ葉の開かない春先に採取されます。
このミズキの切り株は、ちょうどそういう時期にあたっていて、勢いよく水が染み出てきていました。
そこへこの寒の戻り。染み出た先から凍っていって、こんな風に盛り上がり、垂れ下がった氷の造形ができたようです。
春と冬のはざまの一瞬の巡り合わせですね。

第2回薪原木販売会を開催します(4月28日)

富士癒しの森研究所では、森林整備と森林の保健休養機能の関係を実証的に検証するための実験区「実証林」を整備しています。
11月に間伐作業を実施した際に出た材木のうち、薪用としてお使いいただけそうなものを薪原木販売会として1月にみなさまにお分けし、ご好評をいただきました。(その時の様子はこちら
来たる4月28日、第2回の薪原木販売会を開催いたします。春先は薪作りに最適な時期でもあります。薪原木をご入用の方は是非お立ち寄りください。
前回と同様、この販売会は、研究所がこの地域の森林環境を整備する仕組みを模索するうえで実施する社会実験でもあります。購入を予定していない方の見学も可能ですので、特に、山林を所有しているものの持て余している方など、ぜひお気軽にお立ち寄りいただければ幸いです。
詳細はチラシをご参照ください。

★チェーンソー目立てサービスについてNEW!!
地元のベテランユーザの方に、チェーンソー目立てを依頼できます。
1回500円でやってくださる予定です。
様々なノウハウも教えてもらえるので、ぜひご期待ください。

(以下、参考情報)
■よくある質問(FAQ)
Q.チェーンソー目立てサービスには、ヤスリを持参しなくてもいいですか?
→A.チェーンソーによって、刃のサイズが異なる場合がありますので、ご自身のチェーンソー用に用意してあるものをご持参ください。また、念のため、メンテナンスツール一式もご持参いただくことをおすすめします。
Q.購入した薪原木は、割ればすぐ使えますか?→A.11月に伐採した木なので、生の状態です。来シーズンあるいは再来シーズン用のものとお考えください。Q.値段はどのくらいになりそうですか?→A.競り販売なので確実なことは言えませんが、競りのスタート価格は1㎥あたり1,000円(今回は0.5㎥なので500円)となる予定です。なお、第1回販売会の実績では、針葉樹は平均して1㎥あたり1700~1800円の落札額になりました。
Q.雨天等による中止は前日までに判断・連絡は出来ないか?
→A.急なキャンセルにもご対応いただける山中湖村在住あるいは、別荘利用者の方を原則的に対照としております。可能な限り開催するため、直前まで判断を保留できる状態にしておきたいと思います。なお、天気予報等で明らかに荒天が予想される場合には、前日などにこのページにて中止連絡をさせていただきます。
Q.電動チェーンソーは使えますか?
→A.残念ながら、電源の提供はしかねますので、有線の電動チェーンソーは使えません。充電式のものならば使えます。未確定ですが、短い材も出品できるかと思いますので、そちらを購入されるのも方法かと思います。
Q.遅刻しても大丈夫でしょうか?
→A.10時には販売会(競り)を始めたいと思います。それまでに参加受付が済んでいなければ、競りへは参加できません。10時までに受付を済ませるようにお願いします。ただし、見学のみの場合はその限りではありません。

2015年3月11日水曜日

公開講座「富士癒しの森研究所研究報告会2014」を実施しました

本日の山中湖:最低-11℃、最高5℃、晴れ
今年度は、おおくの地域住民の皆さんの協力を得ながら、実験や調査研究をやってまいりましたが、それらの成果を踏まえて、地域住民の皆さんにお知らせしたいということで、公開講座を山中湖村情報創造館の会場をお借りして開催しました。

調査研究に参加された方も含め20名ほどの地域住民の皆さんが聴講に集まってくださいました。
昨年から取り組んで、今年は多くの村の皆さんに被験者になってもらった森の癒し効果の実験についてや、「癒しの森づくり」へつながる可能性を探る観点から村内の薪需要の実態に迫ろうとした調査について、簡単にお話させていただきました。
こちらが想定していた以上に皆さんからの質問や意見をいただき、時間オーバーでご迷惑をおかけしましたが、お蔭様で今後の課題が明確になってきました。
お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
本日の反省点を踏まえて、新年度新たに活動をしていきますので、引き続き、よろしくお願いいたします。