2016年8月5日金曜日

アルバイトヂンスト2016

本日の山中湖:最低17℃、最高29℃、晴れ
毎年恒例となった学生さんとの共同作業アルバイトヂンストが行われました。
復活してからはや7年目。
今年は、寮入り口の門柱の製作・設置に取り組みました。不法侵入・駐車が心配されるときにチェーンを張るために設置しておきたいという要望があったためです。
まずは、門柱を設置するための穴掘りです。山中湖は冷え込むので、凍上を防ぐためにも特に深く掘る必要があります。
幸い今回の学生は、ボディビルディング&ウェイトリフティング部の屈強な男子が大部分。
想像していたよりも順調に穴が掘られていきました。
門柱には、直径20センチほどのカラマツの丸太を使いますが、この皮を外してから、バーナーで表面を焦がします。
これは、防腐対策と一種のデザインのようなものです。
門柱設置箇所へと砂利をせっせと運んでもらいます。
穴の底に厚めに砂利を敷き、丸太を立てて、穴との隙間に砂利を入れて棒でつついて固く砂利を圧縮していきます。こうすることによって、丸太ががっちりと固定されました。
今回は、この門柱に看板をかけよう、ということで、看板が雨で痛まないように屋根をかけることにしました。
その屋根材はカラマツの薄板で、雨が漏れないように「相じゃくり」という加工をして組むことにしました。そのための溝を掘る作業をトリマーを使ってやってもらいました。
相じゃくり加工ができたら、屋根材もバーナーで焦がして防腐加工をします。
傘釘で屋根材を門柱に打ち付けてほぼ完成です。
さらに、チェーンを掛けるフック、看板を掛けるフックを付けて、こんな感じになりました。
じゃーん。これでひとまず完成です。
看板の方は、学生さんの宿題で、書いてもらっています。さて、どんな看板ができてくるでしょうか。楽しみです。

2016年8月4日木曜日

第2回「癒しの森の植生調査隊」のお知らせ

昨年に引き続き、来たる914日(水)に実証林の植生の移り変わりを地域の皆さんとともに見守っていく試みとして、第2回「癒しの森の植生調査隊」を実施します。

(昨年の様子は、コチラをご参照ください。)
【開催概要】(2016.9.10更新)
日時91410-15時(午前のみの参加も可)
・参加申込:9月5日までにメールかファックスにてお知らせください(詳細は上記のチラシをご参照ください)
・集合および解散場所:富士癒しの森研究所事務所


(駐車場が狭いので、なるべく乗り合わせをお願いします)
持ち物等:昼食(午前のみ参加の方は不要)、森林内を歩ける服装・靴
プログラム

10:00 富士癒しの森研究所事務所集合
10:15-12:00 植生調査(林班)12:00-13:00 昼食:各自ご持参ください
13:00-15:00 富士癒しの森研究所(林班)散策
15:00 解散


(以下、参考情報)
○実証林とは?
山中湖村(およびその周辺)にある森林の多くは、カラマツの人工林ですが、しばらく手入れがされておらず、保養の場として適さなくなっていることが懸念されます。そこで、富士癒しの森研究所では、村内に多くあるような、次第に広葉樹が混じってきたカラマツ人工林において、手入れの仕方を変えて、それぞれの森の「癒し」機能を検証するための実験区として「実証林」を設定しました。
 ※過去の実証林に関する記事はこちら
○なぜ植生調査?
森の癒し効果を大きく左右する要素として景観が考えられます。そしてこの森林景観は、どんな植物がどのように生育しているのか、ということによって変わってくることになります。たとえば、間伐して明るくなった森林では、サクラやモミジが多く生えてきたとしたら、手入れによって森林景観が変わり、「癒し」機能が変わってくる、ということになる可能性があります。こうした変化をつかむ方法として「植生調査」は有効となるでしょう。富士癒しの森研究所では、地域の皆さんと植生調査を通して、森林の手入れの違いによる植生景観の変化を継続的に見守っていきたいと思います。