2017年11月16日木曜日

センサーカメラおすすめ画像

カラマツの葉もだいぶ落ちて、紅葉も見ごろを過ぎた感のある今日この頃ですが、
画像は夏の画像です。
今回は、シカとキジバトが歩道でご対面するという画像です。
(※ハトは木の下あたりにいます。)

双方とも食べ物を探しながらかキョロキョロ現れますが、
さすがにこの数秒後にハトが気付いてUターンします。

複数種の動物が同じ動画に写ることは当所ではめったになく、珍しい画像です。

2017年11月2日木曜日

教室系技術職員研修

10月31日の山中湖:最低-2℃、最高12℃、晴れ
11月1日の山中湖:最低1℃、最高17℃、快晴
11月2日の山中湖:最低1℃、最高18℃、快晴

林内の紅葉がピークを迎えたこの3日間、東京大学の教室系技術職員を対象とした研修が行われました。
今回の研修のテーマは「労働ストレスの管理と回復のための活動および回復環境について学ぶ」。
富士癒しの森研究所が取り組む癒しの森プロジェクトとも大きく重なるテーマです。
工学部、農学部から7名の技術職員が研修生として参加しました。

初日は、山中寮の室内で座学。専門家をお招きして、医学や環境心理学の視点から、ストレスとはどのようなものか、どうなると病になってしまうのか、ストレスを緩和する環境や活動はどのようなものであるのか、基礎的な知識を学びました。またカウンセリングの専門家の指導で、参加者同士でコミュニケーションを取りながら、自分自身のコミュニケーションの特性を探る試みをしました。

快晴で心地よい小春日和に恵まれた2日は、一転して、野外での活動プログラムです。
午前中は、企業の研修なども手掛ける自然活動プログラムを専門とする方に案内してもらって、ノルディックウォーキングを通してストレス解消のプログラムを体験しました。ノルディックウォーキングとは、ストックを両手に持って、ストックも使って体を押し出すような動作を加えることで、体全体を使った歩行運動をするというものです。普通に歩く場合と比べて、リズムよく運動できていること、全身がほぐれるような感覚をも感じ取ることができました。
午前中は、ある程度定められたプログラムの中での活動でしたが、午後は、なるべく自由な過ごし方をしてもらうということで、薪割り、焚き火、林内散策、林内リラクゼーションの中から、好きなものを思い思いに取り組んでもらうことにしました。

林内リラクゼーションでは、陽だまりで寝転んで午後のひとときただ静かに過ごしていました。

林内散策では、「何かを見つける」ことをテーマに林内をさまよい、心に残るような光景を写真に撮ることをしてみました。苔むした切り株の上にどんぐりが落ち、鮮やかな赤い根を伸ばし始めていました。
最後には、各自森の中の好きな場所を選び、そこで聞こえる音を絵として表現するサウンドスケッチという取り組みをしてみました。何気ない環境でも、色々な音が存在していて、それらがストレスになったり癒しにもなりうるのだということを再認識しました。
最終日は、これまでの知識や体験を踏まえてのまとめです。2〜3人のグループに分かれて、身近な環境を活用したストレス改善プログラムを発案して発表してもらいました。
今回は、一部の職員が対象でしたが、富士癒しの森研究所のような施設が、日常のストレス解消のためにもっと多くの方に活用してもらえるようにしていきたいと思います。


2017年10月22日日曜日

全学体験ゼミ「危険生物の知識(秋編)」2017

21日の山中湖:最低12℃、最高14℃、雨
22日の山中湖:最低13℃、最高14℃、大雨
この週末の2日間は、秋雨前線と台風接近による雨にすっかりたたられてしまいましたが、全学体験ゼミ「危険生物の知識(秋編)」の現地講義が行われました。
今回は1年生を中心に21名の学生が参加しました。

初日は比較的弱い雨だったので、林内での植物観察や実験に使う植物を採集しました。
特にキノコ採集は楽しかったようで、降りしきる雨を物ともせず、キノコを見つけるたびに歓声が上がっていました。

去年と同様に、今年もクロスズメバチ(正式にはシダクロスズメバチだそうです)を木箱の中で育てていたものを収穫してみました。
今年のものは去年のものと比べると小ぶりでした。夏から秋にかけての天候不順が影響した結果でしょうか。

初日の夜には、ハチに関する講義を聞いたのち、ハチの毒針がどうなっているのか、スズメバチを解剖して顕微鏡での観察をしました。

2日目は、終始どしゃ降りだったので、室内での作業をメインにしました。
前日にとっていたキノコを詳しく携帯観察したり、収穫したクロスズメバチの巣を分解しながら観察したりしました。

ハチの巣を観察したのち、お昼の調理実習のために中の幼虫や蛹を取り出しました。
苦労して取り出したハチの幼虫や蛹は、佃煮にして昼食時に美味しくいただきました。
虫が苦手だと言っていた学生も、これは美味しい、とパクパク食べていました。

2017年10月13日金曜日

センサーカメラおすすめ画像

突然寒かったり、また暑くなったりの
よくわからない日々で体調を崩しがちの方が多いようですが皆様お変わりありませんでしょうか。
普通の秋が恋しいですね。




さて今月はイノシシ親子です。
(シカ以外もいるという証拠に…。)





子供はどこに?と思いますが、中央付近に小さい茶色が見えます(か?)が、
それがウリボウ2頭です。
小さくて動画でも姿ははっきりしませんが動きがかわいらしいです。


イノシシはあちこち掘り返してしまうので迷惑なのですが、
近年は人里近くに出てくることが多いようです。
こちらでも事務所、林道、グラウンドと荒らされて困っております。


あと実際遭遇すると怖いです。

2017年9月30日土曜日

特別ガイド「きのこに親しむ」2017

本日の山中湖:最低8℃、最高19℃、曇りのち晴れ
今年もまた、教職員対象の特別ガイド「きのこに親しむ」が開催されました。
参加者は31名。お子様づれも多く、賑やかな秋の散策となりました。

午前中は、きのこを見分けるポイントを丁寧に観察しながら、安心して食用にできる少数のきのこを覚えながら、集めていきます。

お目当のきのこは、ちょうど今が出始めで、小さいものが多く見つけるのが難しかったですが、皆さんめいめいに目をこらすと、それなりに見つけることができました。

主に取れたのは、ハナイグチとナラタケ。お昼にきのこ汁として賞味しました。
午後は、とにかく様々なきのこを集めながら林内を歩いてもらいました。

おかげさまで20−30種は優に超えるきのこが集まりました。
きのこの基本的な性質を説明するとともに、強烈に臭いきのこ、胞子が飛び出すきのこ、乳液が滴るきのこなど、個性的なきのこについて色々紹介しました。

火を通すと変色するきのこについても、実際に茹でてみて色が変わっていく様子を観察することができました。

2017年9月19日火曜日

国際農学実験・個別実験「山の幸を探る」

18日の最低気温16℃、最高気温28℃、晴れ
19日の最低気温13℃、最高気温23℃、晴れ
農学部の「国際開発農学専修」のカリキュラムの学生実習がこの二日間にわたって行われました。
テーマは「山の幸を探る」。
この実習では、衣と食に関わる森の恵みを実際に採取して、染色実験、調理実習などを通じて、森の恵みを暮らしに活かすことの意義を考えてもらいます。


まずは森の中を散策しながら、森の恵み探し。
染色材料は、根を掘る必要があるものもあります。

食材の方は、期待していたキノコの出方がさっぱりで焦りましたが、二日目の朝に探した場所ではなんとかそれなりのキノコが採取できて胸をなでおろしました。
1日目の夜は、染色実験。

4つの植物を煮出して、木綿、麻、毛糸のサンプルを漬け込みました。
2日は、染色実験の仕上げをした後、集まった食材を使った昼食作り。

実際に採取できて、調理に使うことになった食材は13種類にのぼりました。

とにかく手間のかかる下ごしらえもフルに体験してもらいました。

出来上がった昼食はこのような感じになりました。
キノコ汁(イノシシ肉入り)、ムカゴとキノコの炊き込みご飯、キノコ酢の物、鹿肉ローストにナツハゼソース添え、ローストナッツ(クリ、ツノハシバミ、チョウセンゴヨウマツ)、焼き餅にクルミだれとサンショウ味噌だれ。

染色の出来栄えもなかなかでした。特に毛糸の染まり具合が良かったです。
アカネの赤色系、ナンブアザミの緑色系、マメザクラの橙色系、ヤマグワの黄色系が綺麗に染め分けられていました。
受講生達は、山の幸を暮らしに活かす上での手間と同時に、有用性も理解してくれたようです。


2017年9月13日水曜日

第3回癒しの森の植生調査隊

本日の山中湖:最低15℃、最高25℃、晴れ
爽やかな秋晴れのもと、今年で3年目となった癒しの森の植生調査隊が開催されました。
(第1回の様子はこちら、第2回の様子はこちら。)
今回の参加者は、17名。なかなかの賑わいでした。
今年も3つの班に分かれて、実証林に向かいました。
今回はじめての参加者も多かったですが、半径1メートルの円の中に数十種の植物がひしめいているということに驚いた様子でした。
去年記録された樹木の稚樹も、ところどころ大きく成長していることが確認でき、森の動きを感じることができました。
午後は、希望者でさらに奥のエリアを散策しました。
熟しはじめた木の実や、キノコも観察しながら、初秋の森林散策を楽しみました。

今年はドングリが豊作のようです。
来年は熊出没にさらに注意が必要になって来そうです。


2017年9月8日金曜日

センサーカメラおすすめ画像

先月は季節外れの涼しい画像でしたが、今回は最新の画像をご紹介いたします。



右下の親子のシカが授乳中です。
動画だと子ジカが一生懸命お乳を吸っている様子がかわいらしいです。
動画後半ではボディブローのように激しくなり、お母さん大丈夫かと心配になります。

ちなみに中央付近の茶色いものもシカですが、静止画になるとわかりづらいですね。

2017年9月5日火曜日

国立台湾大学のサマープログラムと体験活動プログラム

本日の山中湖:最低15℃、最高23℃、曇り
昨日から、研究所では、二つの教育プログラムが行われています。
一つは、国立台湾大学のサマープログラムで、東大・筑波大の森林教育施設各所をめぐる中の一つとして立ち寄っています。学部生5名・大学院生5名に引率の先生1名の計11人が参加されています。
もう一つは、例年行われている東大の体験活動プログラムです。こちらの方は、参加学生は1名です。
国立台湾大学のサマープログラムでは、研究所の外に足を伸ばし、世界文化遺産となった富士山の文化要素と、地域を特徴付ける植生を観察しました。

かつての賑わいを偲びながら旧登山道を散策し、ところどころにある石碑や建物の脇に残された札をつぶさに見て、歴史の流れを感じました。

旧登山道を登ると間も無く亜高山帯の森林に移行します。標高が上がることによる植生の変化(垂直分布)を確認するとともに、亜高山帯を特徴付ける樹木について間近に観察をしました。
午後には、研究所に戻ってきて、研究所内を小散策。

生物化学の専門の学生もいるということで、匂いなども感じながらの植物観察となりました。
最後は、おなじみとなってきた薪割り体験。森に関わる作業を楽しむことが森の管理につながる可能性を散策の中で解説しましたが、楽しんでもらえるかどうか。。。

先に薪割りを習得していた体験活動プログラムの東大学生にも教えてもらいながら、一人一人薪割りにチャレンジ。居残りでの薪割りを希望した学生が2名いて、彼らにとっては薪割りはエキサイティングな活動になっていたようです。

2017年8月29日火曜日

森林政策学演習

本日の山中湖:最低19℃、最高28℃、晴れ
今年から農学部の森林政策学演習が、富士癒しの森研究所を拠点に行われることになりました。
今回は12名の学生が参加して、3泊4日の実習を行います。
今日のテーマは「入会(いりあい)」。
 入会の観点から、研究所内の各所を見て回りました。
そう、実はこの研究所(前身の富士演習林)は、もともと地元住民の入会地だったのです。
林内の大部分に、入会地だった時代に植えられた木が大きく成長して残っています。
土壌がむき出しの湖畔では、富士山由来の土壌が高冷地での農業をより一層厳しいものにしたことや、その結果、広大な入会山に依存しなければならなかった事情を確認しました。
湖面越しに、今も往時の入会の姿をしのぶことができました。
この実習では、富士癒しの森研究所を拠点としながらも、周辺地域の森林利用や管理の状況を広く見て回っています。






2017年8月26日土曜日

国立台湾大学からのお客さん

本日の山中湖:最低20℃、最高28℃、曇り時々晴れ
昨日から、研究のため国立台湾大学の先生とその学生さんが、研究所を訪れています。
先生方の研究関心は、この研究所のものととても近く、あらゆる角度から森林環境と人間の健康について研究されています。
今回は、ヴァーチャルリアリティ技術を応用した実験に用いるための映像素材をこの研究所内で得るために来訪されました。

今回、記録に用いられていたのが、360度全方向を録画できるカメラキットでした。
全天写真などに使う魚眼レンズカメラが二つついていて全方向の映像記録をすることができるようになっています。

いくつかの異なるタイプの森林環境を選んで、人の目の高さあたりにカメラを設置し、しばしカメラの視界に入らないところに退避して記録を行なっていきました。
このあと、どのような実験が行われ、どのような結果が出てくるのか、楽しみです。

昨日の夜には研究に関する情報交換もでき有意義な日々となりました。

2017年8月9日水曜日

センサーカメラおすすめ画像

暑いですね…。


そんなわけで涼しげな画像を1枚。



雪の中を疾走するシカです。
本当は前にもう1頭いるのですが、
静止画にするとうまく2頭入らないので…

2017年8月3日木曜日

第3回「癒しの森の植生調査隊」のお知らせ

来たる9月13日(水)、第3回「癒しの森の植生調査隊」を実施します。
これは一昨年から毎年取り組んでいるもので、実証林の植生の移り変わりを地域の皆さんとともに見守っていく試みです。

(一昨年の様子はこちら、昨年の様子はこちらをご参照ください。)
【開催概要】
・日時:9月13日10-15時(午前のみの参加も可)
・参加申込:9月4日までにメールかファックスにてお知らせ下さい。
(詳細は上記のチラシをご参照ください)
・集合および解散場所:富士癒しの森研究所事務所

(駐車場が狭いので、なるべく乗り合わせをお願いします)
・持ち物等:昼食(午前のみ参加の方は不要)、森林内を歩ける服装・靴
・プログラム
10:00 富士癒しの森研究所事務所集合
10:15-12:00 植生調査(Ⅰ林班)12:00-13:00 昼食:各自ご持参ください
13:00-15:00 富士癒しの森研究所(Ⅱ・Ⅲ林班)散策
15:00 解散

(以下、参考情報)
○実証林とは?
山中湖村(およびその周辺)にある森林の多くは、カラマツの人工林ですが、しばらく手入れがされておらず、保養の場として適さなくなっていることが懸念されます。そこで、富士癒しの森研究所では、村内に多くあるような、次第に広葉樹が混じってきたカラマツ人工林において、手入れの仕方を変えて、それぞれの森の「癒し」機能を検証するための実験区として「実証林」を設定しました。











 ※過去の実証林に関する記事はこちら


○なぜ植生調査?
森の癒し効果を大きく左右する要素として景観が考えられます。そしてこの森林景観は、どんな植物がどのように生育しているのか、ということによって変わってくることになります。たとえば、間伐して明るくなった森林では、サクラやモミジが多く生えてきたとしたら、手入れによって森林景観が変わり、「癒し」機能が変わってくる、ということになる可能性があります。こうした変化をつかむ方法として「植生調査」は有効となるでしょう。富士癒しの森研究所では、地域の皆さんと植生調査を通して、森林の手入れの違いによる植生景観の変化を継続的に見守っていきたいと思います。

2017年7月23日日曜日

全学体験ゼミナール「癒しの森と地域社会(夏)」

22日の山中湖:最低16℃、最高29℃、晴れ
23日の山中湖:最低20℃、最高23℃、曇り
この週末は、1・2年生対象の全学体験ゼミナール「癒しの森と地域社会(夏)」の現地実習が行われました。今年から始まった講義でどれほどの受講生が来てくれるか不安でしたが、10名の学生が参加しました。
この講義では、地域社会の事情を考慮しつつ「癒しの森」に関する課題を解決するようなアイデアを練り上げることが目的になっています。
今回の学生は、富士癒しの森研究所にとっても、村にとっても、地域住民や観光客にとっても、中途半端な理容管理状況になってしまっている湖畔広場について、地域住民のQOL(Quality of Life:生活の質)に資するための方策を考え出すことが課題として与えられていました。
このアイデアを出すためにアイデアソンという手法を使うことが、今回の講義の特徴です。アイデアソンとはアイデアとマラソンから作られた造語で、いくつかのプロセスを経て集中的にアイデア出し、そのブラッシュアップに取り組むワークショップの一つです。

実習では、まず研究所の林内でレクリエーション活動に適した森林を管理する上での注意点を説明し、人が集う場所の自然環境を維持するには相応のコストがかかることを理解してもらいました。

その後、学生は3つの班に分かれて、湖畔広場に関係する主要な関係者に情報収集に行きました。

湖畔広場では、利用者の代表として、頻繁に利用してくださっている方にインタビュー調査をさせていただきました。

村役場では山中湖村のまちづくり政策全般を担当されている職員の方々にインタビューさせていただきました。
大学の立場や湖畔広場の管理状況については、教員が学生のインタビューを受ける形で情報提供しました。

3箇所で得た情報をお互いに報告しあっていよいよアイデアソンの開始です。
各班に分かれて、付箋を使ったりしながら、まずはアイデアを出し合います。

その後、整理や絞り込みを行って、班としてのアイデアをポスター形式にまとめてもらいました。
3班のアイデアをそれぞれ披露してもらい、班ごとに練り上げられて来たアイデアを評価しました。どれも一長一短があるとわかったところで、一番評価の高かったアイデアをベースにさらに、全体で案の練り上げをしました。

案が出来上がったら、いよいよお披露目です。
発表会には、インタビューに答えてくれた方や、地域づくりに興味を持つ地元住民や別荘住民の方にも集まっていただきました。
学生が、アイデアを披露する方法として選んだのは、なんと寸劇。

観客の笑いを誘いながら、コンパクトに学生が考え出したアイデアを伝えることができたようです。
参加くださった皆さんには概ね好評だったので、学生も安心したようでした。実現性の点で、厳しい指摘もいただいたことも有益だったと思います。

2017年7月22日土曜日

今年も行いました

本日の山中湖:最低16℃、最高29℃、晴れ
真夏に突入していくとともに、虫たちも活発に活動します。
日々の作業ではウルシかぶれやマダニなど、色々なことに注意を払って作業をしますが、この時期、特に心配なのは蜂刺されの事故。特にクロスズメバチ類は地蜂と言われるように地中に巣をつくるため(まれに木のむろや建物の壁などに作った例もあります)、刈り払いなどの作業中、気付かず巣を踏んで怒って出てきた蜂に刺されてしまうのです。注意を払っていても、小さな黒い蜂の出入りを草むらや藪から見つけるのはなかなか難しい。

そこで今年も、全国地蜂連合会の皆さん、恵那農業高等学校のHEBO倶楽部の生徒さん(ニューフェイス4名!)と顧問の先生に来ていただき、蜂刺され事故の起きそうな巣を除去する試みを昨年と同様に行いました。

今回3つの巣を発見し、そのうち2つは、運動部の学生さんが8月から夏合宿で利用するグラウンドの隅と、植生調査を行う実証林内で、どちらも確実に人が接近する場所でした。

この写真、見つめている先に巣があり穴から出入りする蜂を見ている様子なのですが、巣の場所わかりますか?巣があっても周辺と違いがありません。作業していたり歩いている時に気が付かず踏んでしまうのをご想像いただけるかと思います。

そして今年も、全国地蜂連合会のベテランさんに高校生が知識と技術を学び体験する場として地域文化の継承に一役買えたことは嬉しい限りです。

2017年7月19日水曜日

2014年の実験結果に関する論文が発刊されました

富士癒しの森研究所では、実証林のうち、弱度間伐(15%程度)を行った区画(間伐林)と長期生態系観測のためにしばらく手を入れていない試験区(放置林)を用いて、癒し効果に関する実験を行いました。
このたび、その結果の一部が論文として公表されました。

この論文では、間伐林と放置林を比較すると、心理的な効果としてはどちらも一定の癒し効果のようなものが認められましたが、一方で、景観の評価という側面では、間伐林において明確な好評価が得られました。森林が持つ癒し効果のポテンシャルが確かめられたとともに、景観評価と心理的な効果は必ずしも並行して影響を受けるのではないという興味深い結果となりました。今後、このあたりのメカニズムを解きほぐしていくこと、また、森林管理への指針を導き出していくことが課題となってくるかと思います。

2017年7月18日火曜日

アメリカからのお客様の来所

本日の山中湖:最低17℃、最高30℃、晴れ
すっかり山中湖も真夏の様相となりました。
本日は、富士山に関する研究をされている歴史学者アンドリュー・バースタイン先生がルイス・アンド・クラーク大学の学生さんたちを連れて来所されました。
前半は、富士癒しの森講義室で、この地域の地理的特徴と、かつての土地利用について、特に入会に焦点を当てながら、解説しました。
学生さんたちは地理学を専攻しているそうで、何度も何度も質問が寄せられました。
後半は、座学で学んだことを確かめるためにも、林内を歩きながら、地質や植生の特質、人間の植生管理の影響などについて観察しました。

少々暑かったですが、気持ちの良い天気の中、充実したフィールド体験となったようです。