2018年2月20日火曜日

センサーカメラおすすめ画像

だいぶ雪が解けてきました。
まだ2月なのでまた積もるかもしれませんが…

そんな中お届けするのは、最新でも何でもない、
数年前の夏の画像です。



クマです。ちなみにツキノワグマです。

センサーカメラではこれまでに2回記録されています。

イノシシに遭遇すると怖いと以前書きましたが、
クマに遭遇したらどうしましょう。

湖畔の雪の上に足跡があったこともあり、
結構身近で活動しているようです。

とりあえず林内の掲示板に
「クマ出没注意」を貼ってみました。

一応、熊鈴やクマスプレーは用意されています。

2018年2月7日水曜日

厳寒の湖畔

本日の山中湖:最低−18℃、最高0℃、快晴
先月後半からの強い冷え込みで、山中湖の湖面の氷の面積が増えてきました。
気象庁のアメダスによると、今シーズンの現時点での最低気温は−18.6℃だそうです。
そんな厳寒の早朝に湖畔に出てみました。

湖面はほぼ全面的に凍っているように見えます。
全面結氷ということになると、2006年以来のことだそうです。
耳をすますと、氷同士がぶつかり合い、きしむ音が聞こえます。

足元をよく見ると、白い花のようなものが見えます。
これは、フロストフラワー「霜の花」と呼ばれています。
氷がまだ薄く、水蒸気が湖面近くに出やすい状況で、かつ−15℃以下に冷え込むという、とても限られた条件で起こる現象のようです。

岸辺の雪原では奇妙な跡が残っていました。
キツネの足跡のようです。
写真左下の方から歩いてきて、急に左に小走りするように方向を変え、今度は逆方向に大きくジャンプしたことが見て取れます。
想像に過ぎませんが、キツネが雪の下で動くネズミの気配に気がついて狩をしたのかもしれません。
この雪の上でどんなドラマがあったのか、想像するのもこの季節の大きな楽しみです。


2018年2月3日土曜日

特別ガイド「冬のさんぽみち」

本日の山中湖:最低−8℃、最高3℃、曇り
今年は各地で例年以上の冷え込みになっていると話題になっていますが、研究所の前の湖面も氷が成長してきており、早朝には幻想的な景色も楽しむことができます。

新しい雪も降って、さらに冬らしい景色となった今日、東大の教職員向けの特別ガイド「冬のさんぽみち」がおこなわれました。
定員いっぱいの20名の方が参加されました。
冬の森は意外と生き物の気配を感じることができます。
小鳥の気配は、鳴き声や雪の上に散らかされた木片や木の皮でうかがうことができます。

今回は雪が新しかったので、動物の足跡があれば、昨夜から朝のうちに付けられたものだとわかります。
林内の足跡の多くは、シカによるものですが、今回はイノシシの痕跡も見ることができました。上の写真は少しわかりにくいですが、雪が掘り返されて、落ち葉が見えています。これはイノシシが餌を探した跡です。

雪から顔を出しているウバユリは、ちょっとしたおもちゃです。
振ると、魔法使いの杖のように翼のついた種がひらひらと舞い出します。

お昼休みには、恒例の演習林産のくるみ餅を提供させていただきました。

今日はずっと曇り空でしたが、最後の最後には富士山が顔を見せてくれ、みなさん写真撮影を楽しまれていました。
寒空の下でしたが、みなさん、それぞれに冬の森林散策を楽しんでいただけたようです。お疲れ様でした。




2018年2月2日金曜日

また雪が降りました

本日の山中湖:最低−5℃、最高−2℃、曇り一時小雪
山中湖では先週に引き続き、今週も大雪となりました。
先週ほどではありませんが、20センチほどの雪が積もりました。

前回の雪も残っており、屋根の上の雪は30センチほどとなっています。
今回も気温の低い状態で降ったので、さらさらとした雪で、着雪害はあまり心配しなくてよさそうです。

屋根の雪が長期で残っているので、つららがだいぶ大きくなって来ました。
軒下を歩くのは危険なので注意が必要です。
周辺の道路も雪がしっかりあるので、いらっしゃる方は十分にお気をつけください。